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人生相談 我が家の反響2


この4年間
ホメオパシーのカウンセリングを
受けています。

初回の時に
カウンセラーでホメオパスのうっちゃん が言いました。

『ようこちゃんは自分という車に
 お母さんを乗せちゃってる。

 だから行き先が分からないの。

 子供がお母さんの親にはなれないの。
 物理的に考えると分かるでしょ。

 大きな大人を背負うことは
 子供には絶対に無理なの。』




母とあまりにも考え方が
同化してしてしまっていて、

一番の理解者と思っているし、

心も身体も苦しいのだけど、
まだ、自分の一番の味方であり、
いえ、その事は事実なのでしょうが。

“ 周りの家族が気が利かなかったり、
気が付かないことだけが悪くて、

家の中の全部を引き受けて
一人でやっている母が大変で、
一番正しいんだ。

そして私も同じ考えなんだ ”
と思い込んでいるのでした。

はじめは自分の置かれている状況がよく分からずにいて、
もっともっと母親に気を使って
がんじがらめになっているように思える
友達の事を思い浮かべたりして、、、
まだ他人事のような感じでした。


『 病気は二人で作ったものだからね 。
 不安で自立できないようこちゃんと、
 親離れしてほしくないお母さんにとって
 都合の良いものだったんだよ。』


・・・・!!!


だんだんとそのことに気が付いたら
息苦しくて、重たくて、
離れたくてたまらなくなりました。


前に、タレントの東ちづるさんや、
作家の佐野洋子さんの本を読むと
同じように母と娘の関係に苦しんでいて、
自分の事の様によく分かりました。


東さんの本は4年ほど前に読んだのですが、
一人暮らしをするときに
最初に持って来た本の1冊。

人生相談  我が家の反響2_e0303355_08595763.jpeg


私も高校2年生の記憶がまるでないのです。
痛みを発症した時なのに、
周りの事がわからないのです。

クラスメイトや担任、
自分がどうしていたのか…
2,3年生はクラス替えがなかったのかな…。



親子関係に苦しんでいると言うと
時にわがままと言われたりします。

産んでもらって、育ててもらって、
住む家があって、
それだけでも感謝だよ。
親も大変なんだよ。

その通りです。

でも、、苦しい気持ちは何ですか?

そして子供は罪悪感を持ちます。

自分が我慢すればいいことなんだと
自分の気持ちに蓋をして、
言うことを聞いていればいいんだと
気が付かない振りをするようになります。

自分の苦しみを放っておいたら
どうなるのか。


中学3年生の三者面談で、
「実はいい子が一番問題なのですよ。」
と担任の先生に言われたことを思い出します。




昨年までの母は、友達などに
「(娘には)もう、いつでも出て行って欲しいわよ。」
と言いながらも、
家の中のことを一人でしなければならない
物理的な負担の不安と、
いずれは父と二人になることには耐えられなくて、
娘を引き留めていました。

同じ形の2枚のシールが
ベッタリとくっ付いていて、
私はそれを力づくで引き剥がして
別別にするような気持ちでした。



そんな重たさにや苦しみに
気が付いてきた頃、カウンセラーのアドバイスもあり、
アパートに一人暮らしをしてみようと決めて、

そして、
ちょうど毎日新聞の人生相談で
この渡辺えり子さんの記事が掲載されました。
https://mainichi.jp/articles/20170704/ddm/013/070/026000c



まだ母は私が家を出ていくことに大きな不安を感じていて、
ようこに出て行かれたら困ると言っていました。

弱くて守られているだけだと思っていた私は、
いつの間にか、母に寄り添う夫や親の役割を
担ってしまったのかもしれません。


私も一人で暮らすなんて、
痛みがあって、孤独で、、
そんな不安がかなりあったので、

やはり無理なのではないかと、
離れたい思いとの狭間で相当葛藤しました。


母はこの記事を目にすると、
ハッとして、
ああ、そうなんだ・・・と思ったようです。



最近は『毒親』の記事も
連載されているそうです。

先日母が、
「それを読んだら、
ああ、私の事だな、、と思った。」
と自ら言ったのです。

びっくりです!
そんな気付きの日が来るなんて、
お互いに。

「子供にも夫にも
ぎゅうぎゅうと考えを
押し付けてきたと思うから、
お父さんも相当苦しかったと思う。」
とも言いました。


母もそうやってぎゅうぎゅうと
考えを押し付けられて、
ご立派に、
お利口に、
と育てられて来たんだよね。

そのことが苦しかったと
生まれて初めて気がついて、
思い出せて良かったね。

そして、そのまたお母さんである
今年亡くなったおばあちゃんも
そうやって生きて来たということ。

わかってよかったね。

みんな苦しかったんだよ。

お母さんが生きていることが苦しいと
子供も苦しい。
守らなきゃと思ってしまう。

そして、
ひとによってはいい子になって、頑張って、
期待に応えて喜ばせようとする。

それは自分の喜びのためでなくて
お母さんのための努力なので、
どこかでおかしくなってきてしまう。

だから私は自分が分からなくなって、
根無し草のようになっていたよ。

未来に希望がなくて、
治りたい気力もなくて、
死んだように生きていたんだ。


長い間、家族の関係は冷えきっていて、
怒りと無関心と責め合いの中に居て、
みんなが自分の事で精一杯だったから、

苦しかったね、、、。


母とは今はそうやって何でも
本音を話せるようになりました。

この一年で随分と関係が良くなって
お互いがすごく楽になってきたと思います。


一人暮らしをさせてくれた家族や
サポートしてくれている
周りのすべての方に感謝しています。


家族ってあまりにも近すぎて
大事なことが見えなくなったりもする。

ちゃんと分けて
お互いがそれぞれひとりになって、
それから、また家族になる。

そうしたらいたわり合って
もっと良い関係になれる。

そのことを強く願っています。


呪いを解いていこう!





人生相談 我が家の反響1https://shugeibu45.exblog.jp/27759501/

 CherryCreek・手芸部ようこ
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by shugeibu45 | 2018-12-26 10:30 | 心・マインド | Comments(0)

痛みの症状(線維筋痛症・化学物質過敏症)があるけれど、ささやかな手芸活動Cherry Creek(手芸部☆ようこ)と大切な友達との繋がり、自然に触れる事で癒されている日常を書いています。(since2012.12)


by 手芸部ようこ